小田原らいふ ~算命学占い ときどき 子育て~

占いを絡めた子育て奮闘記や算命学について語ったりするドタバタ日常です

恋は盲目~虚気透干①~

みなさまこんばんは、智ママです。
今日は『虚気透干(きょきとうかん)』について
お話ししたいと思います。

算命学には干合変化というものがあります。
全ての干は干合相手がいて、干合すると質が変化します。
その干合相手が配偶者の干となります。
干合したら自分も相手も質が変わる、
質が変わるということは虚気になる、ということなんですね。
恋は盲目と言いますが、まさしくそれを表しています。
恋をすると相手が何をしていても可愛く見えたり、格好良く見えたり、
本当はろくでもない人なのにそれに気付けなくなったり。
逆に自分自身も可愛くなったり格好良くなったり、
二人きりでいるときは甘えん坊になったり、格好つけたり。
お互いに質が変化しますよね。
それが虚気なんです。
『虚気』と聞くとなんとなくマイナスなイメージに思われがちですが、
虚気でいることは人生において必要なことです。
虚気の反対は『実気』となりますが、ずっと実気でいたらどうですか?
疲れませんか?
ずっと自分を保ち続けるなんてムリじゃないですか?
だから虚気になったっていいんです。
ただ、気を付けなければならないのはこれが虚気だということを分かっておくことです。

例えば警察官。
警察官は制服を着ています。
周りの人は制服を見て警察官だと判断し、
止まれ!と言われたら警察官に言われたと思って止まります。
ナンパ師のような人に止まってと言われても止まらない人もいますよね。
でも制服姿というのは虚気の姿なんです。
制服を脱いで職場を離れたら本来の自分、実気に戻るべきです。
それなのにいつまでも自分は警察官だと思い込み、
外で横柄な態度を取ったり、家庭でも配偶者やこどもにえらそうに接する人がいます。
店員さんや駅員さんに「おい!」などと言う人は
教員や医者、社長や役員など社会的に立場がある人が多いと聞いたことがあります。
でも職場を離れたらいつまでも虚気でいてはダメなんです。
実気に戻らなければならないのです。
なぜなら虚気のままでい続けると実気が何か分からなくなり、
本当の自分に戻れなくなるんです。
恋をすることも必要ですし、仕事を全うすることも必要ですが、
人間はその場その場で変わらなくてはならないんですね。

虚気透干の説明をしようと思ったのですが、
思った以上に前置きが長くなってしまったので
今日はここまでにしたいと思います。
次回は虚気透干の続きをお話しします。
その前に本日のまとめを。

干合とは異性関係、夫婦関係のことです。
干合変化によって質が変わり、実気から虚気へと変化します。
実気とは宿命内に実際に存在するもの、
虚気は実際に存在しない気を表します。
虚気のままでい続けることで実気に戻れなくなり、禍が生じます。
それでも虚気というのは人生において必要なことなのです。

本日もお読みいただきありがとうございました!